奈良茶飯と旬の味覚 懐石

  
7,366円(税込)
「奈良茶飯」と旬の味覚を、悠久の時の流れを感じ、味わっていただけます。

・完全予約制です。2日前までにご予約下さい。
・2名様から20名様までご利用いただけます。小さなお子様も歓迎します。
・アルコール類(日本酒・ビール)やソフトドリンクのご提供も可能です(お料理とは別料金)。
・同窓会・家族旅行・お顔合わせ・会社の会合などでご利用いただいております。

ご予約・お問い合わせはお電話で

0742-22-7560  0742-24-7560

  営業時間 11:00~17:00
  定休日 月曜日(祝日の場合は営業)

懐石について

・完全予約制です。2日前までにご予約下さい。
・2名様から20名様までご利用いただけます。小さなお子様も歓迎します。
・アルコール類(日本酒・ビール)やソフトドリンクのご提供も可能です(お料理とは別料金)。
・同窓会・家族旅行・お顔合わせ・会社の会合などでご利用いただいております。

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 営業時間 11:00~17:00
 定休日 月曜日(祝日の場合は営業)

奈良茶飯の由来

古都千年の昔、東大寺・興福寺両寺の僧坊にて炊かれました奈良茶飯はその法絶えて、久しく世に行われませんでしたがそれを惜しんでやまぬ私は明治三十五年、古き法を伝え、且つ今人の味覚に適する奈良茶飯を創めました。
炊大豆や焼栗をまぜ、葉茶を煮込んだ飯は、古寺僧坊の方に倣ったものであります。
横井也有の「鶉衣」に俳席の掟として飯は芭蕉の奈良茶飯を専らとし一汁一菜、魚鳥は有るに任せ、夏は茄子、常に豆腐を用ふとありますが、これこそ数を奢らぬ懐石の本意。これを酌み簡素にて風味忘れぬ料理を採り入れましたのが柳茶屋名物の奈良茶飯懐石であります。
配する器とりどりにみな奈良に因んだ私好み。
「旅といへば奈良茶、田楽をおもひ」と書かれましたのは元禄の昔でありますが、昔にしても今も心ある人々の意に適い、普く世にしられました。望外の喜びであります。
奈良茶飯 できるに間あり 藤の花  高浜虚子
屋根打って 木の実しつもる 奈良茶飯  山口誓子

柳茶屋流芳庵主誌す

【解説】
奈良茶飯は奈良の東大寺、興福寺の僧らが食べたとされ、古くから伝わる料理です。
松尾芭蕉が活躍した時代には、素朴な食べ物の代表であり、俳諧の席でも食されたと記録に残っています。
それは横井也有が俳諧の席の掟として、「一 飯は三石の掟を守るべし。」と記していますが、この三石の掟というのは、芭蕉の言葉として「なら茶三石喰ふて後はじめて俳諧の意味をしるべし」とあるのによります。奈良茶は奈良茶飯のことで、俳諧の席での食事に用いられました。三石というのはなんと1合の3000倍。芭蕉は、そのくらい俳諧の経験を積めという意味で言っていたのですね。そして也有が「俳諧の席での食事は奈良茶飯だ」と、最初に記しているのです。
そんな奈良茶飯ですが、明治に入り食べられなくなりました。その事態を憂えた柳茶屋の創業者・安次郎が研鑽を重ねて、当時の人々の舌にも合う料理として復活させたのです。安次郎は俳諧を嗜んでいて、高浜虚子先生や山口誓子先生とも交流があったようで、お二人に奈良茶飯を提供していたようです。柳茶屋で句会を開かれたこともあったようです。
古くから多くの俳人に愛された奈良茶飯はこんな歴史のある料理なのです。

 
 

客室のご案内

趣き深い風情感じるお部屋で、
安らぎのお時間をお過ごしください。
 
 

 柳茶屋へのアクセス

五重塔より東、興福寺本坊トナリ。
近鉄奈良駅より徒歩10分。
 
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